【アワード】グッドデザイン賞2022 受賞

岐阜県瑞浪市で再生した大湫の神明大杉、東畑建築事務所と長久手で取り組んでいたリニモテラスの2つのプロジェクトで受賞することができました。関係者の皆さまありがとうございました。
・審査員の評価
まちのご神木が倒れたときに、どうするか。丁寧で継続的な対話を通してコンセプトを共有、少しずつ朽ちてゆくプロセスを未来に重ね、あくまで強くシンプルなデザインで保存活用を行った。35000kgの倒木を立て起こすことから始まった一大プロジェクトには、多くの資金と時間、労力のみならず、さまざまな立場や考え方を持った人々がひとつの哲学に寄り集う、こころの力も大きかったであろうし、それこそが無形の財産として、地域に受け継がれていくものだと思う。担当審査委員| 飯石 藍 岩佐 十良 田中 元子 水口 克夫 山阪 佳彦
・審査員の評価
リニモの駅前の大型商業施設に面する新しいタイプの公共建築である。人々が集まる細長い木造の空間は、そのプロポーションから、どことなく教会を連想させるだろう。いわば中央の背が高い身廊に対し、ポコポコ飛びでる小さなスペースが側廊にあたる。この施設は様々なアクティビティを受け入れることをめざしているが、一次審査の後、現地を訪れたところ、中央でフラダンスの講習会を開催しつつ、小部屋では別々の活動が行われており、なるほどそうした状況になっていた。市民とともに育つことが期待される建築である。担当審査委員| 伊藤 香織 安東 陽子 五十嵐 太郎 平賀 達也 山﨑 健太郎